今一番イケてる3Dプリンター Bambu Lab A1 miniを買った

カテゴリー: つくる
投稿日:
更新日:
書いた人: 山椒ねこまんま

今年の初めにある事件が発生してしまい3Dプリンターを買い替える必要が生じたので、評判の良かった Bambu Lab A1 mini を購入しました。 半年ほど使用してみて使用感がつかめてきたのでレビューとかおすすめパーツとかを書いておこうと思います。

事の発端は愛用していた3Dプリンターがノズル詰まりを起こしてしまったこと。 Voxelab Aquila X2というEnder 3コンパチを使用していたのですが、こいつはフィラメント送りの検出機能がなかったもので…

のんびりお風呂に入っているうちにフィラメントが絡まってしまったようで、もどってくるとノズルのところに黒い塊ができていました。 ひとまずノズルを外してフィラメントをアンロードしようとしたところ、中で炭化してしまっているのかなかなか抜けず、力をくわえているうちにヘッドを支える金属プレートがぐにゃりと曲がってしまいました。

交換パーツを注文しても良かったのですが、X2くんは印刷が遅かったりオートレベリングがなかったりとかなり時代遅れな仕様になってしまっていたので、えいやと買い替えることにしたわけです。

かんたんスペック


印刷サイズ180x180x180
本体サイズ347x315x365
ヘッド移動速度500mm/s
対応フィラメントPLA/PETG/TPU/PVA
データ転送方法ネット / microSD
オートレベリング
フィラメント切れ検出
フィラメント絡まり検出

印刷サイズが小さいことと対応フィラメントの種類が少ないことはマイナスポイントですが、それらをかき消して余りあるほど使い勝手がいいです。

前のやつは印刷前に毎回ネジをまわして水平出し&ノズルとベッドの高さ調節が必要だったので、こういう面倒くさいことを考えずに使えるのはほんと革命的ですね。

そして何より印刷がめちゃくちゃはやいです。 前のやつだと7時間かかるようなプリントも1,2時間で終わります。 設計から試作までがはやいとサイクルが回しやすくていいですね。

印刷しておくと便利な3Dプリンタのパーツ

うんちケース

フィラメントのうんちがケースに入ってる

a1 miniくんは印刷の開始時にフィラメントのかたまり(通称 うんち)を生成して弾きとばすという謎設計になっているので、こういうケースをつけてうんちがとんで行かないようにするといいです。

調べてみるといろんなケースが出てきますが、囲いが1面しかないタイプは跳ね返って別の方向に飛んでいくだけなのでおすすめしません。 このケースは囲いがしっかりしていて安心&溜まり具合が見やすい&捨てやすいのでとっても便利。

これは私だけかもしれませんが、カラフルなうんちがたまっている様子をみるとなんか嬉しくなります。 見た目も10年ちょい前に流行っていたほっぺちゃんみたいなもんですし

MakerWorldを開いて印刷する

スプールホルダー

フィラメントスプールをいい感じに固定している

デフォルトのスプールホルダーはかなり細いので、フィラメントが引っ張られる時にガタガタゆれてしまいます。

このホルダーをつけるといい感じにホールドされてガタつきが抑えられますよ〜

MakerWorldを開いて印刷する

買っておくと便利なもの

便利パーツ

3Dプリンターに付属してくるホットエンドは0.4mmなのですが、0.2mmのものがあると細かい造形のモデルを印刷できて便利ですよ。


アリエクで買ったスムースプレート

3Dプリンターに付属してくるベッドプレートはぼこぼこしているので、印刷物の底面もぼこぼこしてしまいます。 そこで、こういう滑らかなプレートをつかうと綺麗な底面のまま印刷できるのです!

純正品はちょっと高かったのでケチってパチモンつかってみたのですが、結構普通に使えています。 多少定着が弱いですが印刷に失敗するのはごくまれなので許容範囲かな


a1 miniの電源プラグは3ピンなので、変換アダプタがないとコンセントにさせなかったりします。

保管関連のアイテム

一度開封したフィラメントは放っておくと湿気を吸って折れやすくなってしまうので、除湿剤をいれて防湿する必要があります。

このシリカゲルは湿気をしっかり吸ってくれ、しかもいっぱい入っているのでおすすめ。 お茶のバッグとかに入れるといいですよ。


フィラメントの収納にはこのケースがおすすめです。 大きめなので8ロールほどしまうことができます。

おすすめフィラメント

一番シンプルな安めのフィラメントです。 たまに1ロール1,000円とかいう衝撃の値段になります。

プラスチック感のあるテカテカした感じを出したくない場合、マットフィラメントを使ういい感じになります。 eSUNのフィラメントはサラサラ感が強くておすすめです。

PLAよりも頑丈なPETG、ゴムっぽいTPUなどの、PLA以外のフィラメントを使いたい場合、CC3Dのフィラメントが安くていいです。



A1 miniは印刷がとてもはやくて使いやすいので、初心者にも中級者にも最適な3Dプリンターだと思います。 ちょくちょくセールが行われて3万円くらいになるので、ちょっとでも興味のある方はぜひとも購入することをおすすめしますよ!


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