年末なので半年間に読んだ本をまとめておきます。
技術系以外の本が多いのは上半期と同じなのですが、気づいたら小説よりも社会系の本が多くなっていました。 来年は技術系含めてもう少しバランスよく読みたいな
技術系の本
大規模言語モデル入門
ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)についての本です。 タイトルの通り入門書を謳っています。
僕がそこまでLLMに詳しくないのが原因かもしれませんが…
理論の話ではモデルの構造にあまり触れずに数式で示すという方法がとられており、説明もそんなに丁寧ではない上、実装においてもライブラリ呼び出すだけみたいなコードが貼られているだけなので、どの層を主なターゲットにしているのかチグハグに感じました。
ハッカーと画家
優秀なプログラマーとはどういったものかについて書かれた本です。 一部の章は無料で読めちゃいます。
ハッカーはエンジニアというよりも芸術家に近いという考えにはなるほどなーと思いました。 あとLispがすごいおすすめされていてちょっと興味が出てきました。
プロフェッショナルIPv6
IPv6についての本です。 これも無料で読めます。
業務用ルーターを買おうと思った際に、「そういえばIPv6のこと全然知らないな」と思ったので読んでみました。 ルーターの設定をする際に「そういえばこんな機能あったな」と思い出すいい引き出しになってくれました。
オンラインゲームセキュリティ
オンラインゲームのセキュリティに関する本… だと思って読んでみたら違いました。
パチンコとかのいわゆる遊技の意味でのゲームの話や、セキュリティというよりは不正行為の話が多めです。
MMOとか対戦ゲームとかみたいな「高頻度かつ応答速度の要求される大量のクエリを捌きながらもどうセキュリティを担保するか?」みたいな話があると思っていたのですが、「オンラインゲームはコードとかノウハウが共有されないから難しいよね〜」と書かれているだけ!
セキュリティの手段としてはサーバーサイドで処理をしようとかXSS対策とかいった、一般的なWEBアプリケーションの本を読めば書いてありそうなことしか載っておらず拍子抜けでした。
世界一わかりやすい 腕時計の仕組み / 複雑時計編
機械式の腕時計の構造やメーカー、技術などについて書かれた本です。
機械式時計を作りたかった ので読んでみました。 非常にわかりやすい図が載っており、この本のおかげでざっくりとした構造を把握することができました。
ただ、複雑時計の方は複雑すぎてわかりませんでした…
よく思いつくな〜と畏怖するばかりです。
レザークラフトの便利帳
革細工に使われる道具の名前紹介や、いくつかの革製品の型紙と手順が載ってる本です。
革細工をやってみたいな〜と前々から思っていたので読んでみました。 でもお金がないのでやれるのはしばらく先かな〜
技術系以外の本
たったひとつの冴えたやり方
冒険好きの少女と、頭に寄生したエイリアンとの友情を描いたSFです。
正確にいうと本書は短編集の形式をとっているため、あと2個お話がありますが、一番印象深いのは表題と同じ「たったひとつの冴えたやり方」になると思います。
サクッと読めるのに結構考えさせられるのでおすすめです。
余談なんですが、最近数年ぶりにフィクション系の本を読むようになり、なんかスッキリしないやつばっかりだなーと感じていたのですが、よくよく考えたら国語の授業でやった話もそんなのばかりだったので普通はそういうものなのかもしれないということに最近ようやく気づきました。
漫画とかゲームとかのはっきりオチがつくやつばっか触れてたのでちょっとずれてたかもしれませんな。
百年の孤独
一家と町の100年にわたる隆盛と衰退を描いた小説です。
何を指して孤独と言っているのかは読めた… と思うんですけど、「だからといって何か面白みが変わるわけではないな〜」という感想。 個人的にはイマイチかなぁ
星の王子さま
サン=テクジュペリ著、有名な小説ですね。 名前を聞いたことはある人がほとんどじゃないかな
今となってはよくある「子供にはわかるけど大人にはわからないもの」「大切なものってなんだろう」をテーマにした話です。
ニューエクスプレスプラス 中国語
Duolingoの中国語コースをクリアした ので、予測した文法規則があっているかどうかとよくわかっていないところを確かめるために読んでみました。
ニューエクスプレスシリーズはクオリティが安定していてよい
目を引くおしゃれな商品写真レシピ
スマホでおしゃれな小物の写真を撮る際のテクニックがまとめられている本です。
ブログにあげる写真をどうにかしたかったので読んでみました。
ただ、工作の過程をわざわざ撮影台で撮るかというと… う〜ん。
そのうちサムネイルだけいい感じになるかもしれません。
先生、どうか皆の前でほめないで下さい -いい子症候群の若者たち-
最近の若者に起きている考え方の変革などについて書かれた本です。 人間の一般的な考え方を知っていないとコミュニケーションに支障がでるので…
特に興味深かったのは報酬分配の話
- みんな同じ
- 必要性に応じて配分する
- 実績に応じて配分する
- 努力に応じて配分する
のうち、全世代だと4が1位で半数を占め、ついで3,2,1となるのに対し、若者だと1が約半数を占めるそうです。 今時の若者は非常に「平等」志向が強く、このあたりの傾向によって若者の行動方式に仮説をたてられるのだそうな。
なぜ若者がこのような傾向を示すかの原因説明が少し不十分なところと、後半に近づくにつれて月並みな話が増えてくるところは少し不満ですが、総じておすすめできる本です。
モチベーションの科学
モチベーションに関する種々の研究が紹介されている本です。
1個前の「先生、どうか皆の前でほめないで下さい -いい子症候群の若者たち-」と同じ筆者によるものです。 あれが面白かったので読んでみました。
「学習意識の高い集団では競争意識が高い方が成果が低くなる」ことと「学習性無力感は罰だけでなく報酬に対してもみられる」という研究結果が特に興味深かったです。 このあたりは実生活にも応用できそうなのでいい収穫でした。
ものづくりのイノベーション「枯れた技術の水平思考」とは何か?
「枯れた技術の水平思考」という「市場に広く出回って安価に使えるようになった技術をこれまでとは違ったことに利用することで新たな価値を想像する」という考え方について書かれた本です。
いろんな雑誌のインタビューとかをまとめた感じの本で、特にこれ以上おもしろい情報はないのでわざわざ読む必要はないかなという感想です。 プレミアついてて高いしネ
マネジメントの名著を読む
マネジメントの名著とされる本のエッセンスをまとめた本です。
が、マネジメントに関する知識がないこともあっていまいち理解できていません。 本書で紹介されているジェニーンとドラッガーの本は読んでみたくなったのでそこは収穫かな。
失敗の科学
「人や組織はなぜ失敗を受け入れないのか」「間違いを証明されると返って意固地になるのはなぜか」を、認知的不協和という内的要因と非難という外的要因から説明しています。
領域を区切って比較実験を行うことできちんと失敗を認識すること。
失敗を報告しやすい環境を整えることで、失敗という情報源を利用しやすくすること。
これらによって失敗を糧に成長できるとのことです。
僕も最近、自分の考えに頑固になりすぎるきらいがあるので改めようと思います…
現代法学入門
法の原理や体系など、 学問としての法 について書かれた本です。
「民法とか刑法のことをよく知らないから法律系の本でも読んでみるかー」と思って読み始めたので、思ってたのとは違いましたがなかなか興味深かったです。
やっぱり自分の分野とは違う本の方が読んでて楽しいですね〜
ナボコフの文学講義 上下 / ロシア文学講義 上下
「ロリータ」の作者が大学で講義した際のノートを元に構成された、小説の読み方についての本です。
元が講義のため対象となる文学は予習することが前提となっており、未読だとイマイチ腑に落ちないかもしれません。(僕も未読なので地に足つかない理解にとどまってしまいました。)
ロシア文学の方があらすじや補足が多めなので、こっちを先に読むのがおすすめです。
社会学用語図鑑 / 哲学用語図鑑
「近代において人間は基本的に自由」のイラストで有名な、理論や思想の用語の説明がわかりやすいイラストつきでたくさん載っている本です。
倫理の授業で習った内容を思い出して懐かしくなりました。
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