セパレートタイプであるErgodoxを使い始めてから かれこれ2年ほど経つのですが、いまだに使いこなせていません…
なぜだろうかと考えたところ、1番よく使うキーボードであるMacbookのUK配列とのキー配置の違いが大きすぎるからかもしれないと気づきました。 Ergodoxはキーが格子状に並んでおり、親指用のキーがずれた場所にあるためUK配列をそのまま再現できないのです。
そんなわけで、UK配列をベースにちょっと改良を加えたキーボードをつくってみました!
基板の設計からやる自作キーボードは初めてだったので、なかなかいい経験でした〜
設計

普通のキーに加えて、CAD用にロータリーエンコーダーを5個つけてみました。
マイコンにはラズパイピコを使用しています。 アリエクだとType-C互換機が400円で買えるのでおすすめですよ〜

ロータリーエンコーダーのためにGPIOを10ピン使う必要があるので、キーの配置に使えるGPIOは限られてしまいます。
そこで 改良2乗マトリクス というキー配線方法を採用してみました。
行と列でスキャンするようなふつうのマトリクスだとNピンで ⌊N/2⌋² のキーしか読めないところ、改良2乗マトリクスなら N(N-1) ものキーを読めちゃいます。
今回は67キーとロータリースイッチの押し込み5つの計72キーなのでGPIO9ピンで済みました。
組み立て

ケースは3Dプリンターで作りました。 A1 mini の印刷サイズの都合2つに分割しています。
フィラメントはこれです。 印刷するといい感じの抹茶色になります。

キースイッチには Deep Seaの静音モデル を選びました。
コトコトした心地よい押しごこちです。 ただ、Macbookのキーに比べるとちょっと重めかな

3Dプリンターで印刷したキーキャップとノブをつけて完成!! 抹茶わらび餅みたいでかわいい〜
3Dプリンターでつくったキーなので多少ガタついていますが…
打つ分には気にならないのでヨシ!

Vial対応のファームウェアを書いたので Web から簡単にキーレイアウトを変えられます。
とりあえずいつも使ってるMacbookとほぼ同じレイアウトにしてみました。 ロータリーエンコーダーの割り当てはCADを使いながらおいおい決めていこうと思います。
OSによって WIN / CMD / CTRL の挙動が変わるところがこだわりポイント!
たまにWindowsを使った時にコピペができないイライラから解放されそうです。
本記事の執筆にあたり、作ったキーボードを早速使用しているのですが、やっぱり慣れ親しんだ配列だと使いやすいですね!
それでいて自作キーボードならではのカスタム性と独自機能を兼ね備えているので使っていて楽しい♪
製造に必要なファイルは GitHub に全部あげてあるので、「WindowsでもUKキーボードが使いたいな」「CADや3Dソフト用に大量のロータリーエンコーダーが欲しいよ」という方はぜひ作ってみてください〜
アプリなどを作ったりしています! よかったらみていってください→
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